器用貧乏暇なし

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雑記のつもりでしたが,スポーツに傾倒しています.

プロ野球14球団構想

 

こんにちは,しこしこ亭うどん(@shikoshikotei)です.

 

今回はプロ野球のエクスパンションについてのネタです.

 

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プロ野球16球団構想

 

 「プロ野球16球団構想」をご存知だろうか.現在プロ野球は12球団で行われているが,4球団を新設し,16球団にしようという計画だ.この構想が実際に議論されているということは球団を増やすメリットがあるということだ.新球団を増やすことにはどんなメリットがあるのだろうか.

 

 

エクスパンションのメリット

 

地方の活性化

 まず,メリットとして挙げられるのは地方の活性化だ.地方の活性化には地方でお金を使ってもらう必要がある.

その点現在のプロ野球は球団が首都圏に密集傾向にある.広島のような元々地方に本拠地を置く球団や日本ハム(北海道),楽天(宮城),ソフトバンク(福岡)といった地方都市に移転した球団もあるが,5球団(巨人,ヤクルト,DeNA,ロッテ,西武)が首都圏に本拠地を置いている.

交通アクセスや集客の面を考えると無理はないが,地方に人気球団があれば地方経済の活性化につながるだろう.実際広島の本拠地であるマツダスタジアムは毎試合満員だ.

 地方での試合では県外から訪れた観客が消費行動をする.これは地方経済の活性化と税収の増加が見込める.また,既存の球場を本拠地として利用すれば球場運営に関してもメリットとなるのではないだろうか.さらに,地域の認知度向上にもつながるはずだ.

 実際Jリーグでは地方創生に大きく寄与している.1993年のJリーグ開幕時には13クラブであったが,2018年シーズン終了時にはJ1,J2,J3で合計54クラブにまで増加している.この54クラブは全国に点在しており,首都圏,関西圏へ密集している訳ではない..これらJリーグのクラブは地方に経済波及効果をもたらしている.

 

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NPB12球団の本拠地球場がある都道府県

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J1,J2,J3のクラブがある都道府県(54クラブ)

 

野球人気や競技人口を支える

 身近にプロ野球を感じることは野球ファンや競技人口の下支えとなるだろう.今まで球場に来ることができなかった人たちが球場に足を運ぶことが確実に増える.そこで新たなプロ野球ファンが生まれるかもしれない.

 また,子供たちにとって身近にプロ野球選手がいることで野球に興味を持つ子供たちが増える.これは競技人口の増加につながるだけでなく,将来のプロ野球ファンを確保する上で非常に重要な要素だ.

 プロ野球のテレビ中継が減り,子供たちが身近にプロ野球に触れる環境がない現在では,球場に足を運んでもらうことが必要だ.           

 

 

エクスパンションを阻むもの

 

 ここまでメリットを述べてきたが,エクスパンションを実現させるには多くの障害が存在する.特に大きな障害と言える問題は現存12球団の反発だ.

 プロ野球を始めプロスポーツは興行であり,ビジネスとは切り離せない.新球団が設立されることで収益が分散し,既存の球団の収益が落ちてしまう可能性がある.しかし,野球界全体を考えたとき,エクスパンションには多くのメリットがある.日本の野球界のトップであるNPBの球団には野球界全体の発展といった視点での球団経営をしてほしい.

 

 

新設候補地

静岡

 ここからは僕が考える球団候補地だ.まずは静岡県を挙げる.静岡県は10番目に人口が多い県(2018年)であり,東海道新幹線東名高速など日本の大動脈が通っているため交通アクセスも問題ない.

 そして本拠地球場候補は静岡市草薙球場だ.年に数試合プロ野球の公式戦も行われている球場であるからそれなりの収容は確保できる.(21,656席)

 

新潟

 続いての候補地は新潟県を挙げる.現在北信越にはNPB球団が存在しない.この空白地帯を埋めることこそ球団新設のメリットだ.新潟市政令指定都市であり上越新幹線もある.

 そして本拠地球場候補は新潟市HARD OFF ECOスタジアム新潟だ.ここも収容人数はそれなりに確保できる.(約30,000人)

 

四国

 続いては四国を挙げる.四国にもNPB球団は存在しない.人口,アクセスの面で上記の2地域よりも劣るがやはり空白地帯である四国に1球団置きたい.本拠地は四国で最大の都市である愛媛県松山市(人口51.49万人(2015年))が妥当だろう.

 そして本拠地球場候補は松山市坊っちゃんスタジアムだ.収容人数も確保できる.(約30,000人)

 

4番目の候補地

 ここまでの3地域は多くの人が候補地として挙げている.4つ目として沖縄を挙げる意見もあるが交通アクセスと人口の面がかなり厳しい気もする.僕が考える4番目の候補地は,沖縄,京都,長野がある.しかし現時点では上記の3地域(静岡,新潟,四国)に比べ不安要素が多いというのが本音だ.

 

 

14球団構想

 今回の記事のタイトルは「プロ野球14球団構想」であるが,ここまで触れてきたのは16球団構想だ.これには理由がある.

 理想は16球団へのエクスパンションだが,いきなり4球団を新設するのは簡単なことではない,球団経営の面だけでなく戦力差といった問題も生じてくる.実際2005年に新規参入した楽天のこのシーズンの成績は38勝97敗という散々な結果だった.

 そこで,最終的には16球団が理想ではあるがその第一段階として2球団新設による14球団構想を提唱したい.候補地は,静岡,新潟,四国のうちのどこか2地域ということになるだろう.セパ両リーグに7球団ずつ所属する形式で,同一リーグで6球団が試合をし,残りの1球団同士で年間を通して交流戦を行うというシステムだ.現在MLBではアメリカンリーグナショナルリーグにそれぞれ15球団が所属しこの形式を採用している.

 

 

 NPBの球団には野球界全体の発展という使命があるはずである.新球団の設立には課題も多く立ちはだかっているが,地域経済の活性化や野球人口減少を食い止めるためにプロ野球は大きな力となるはずである.僕も野球ファンの一人として日本の野球界を盛り上げることに少しでも貢献できればと思う.

 

 

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以上です!最後まで読んでいただきありがとうございました.